ベンチで隣に座った外国人がいきなり歌いだしてビクッとさせられた話

ベンチで隣に座った外国人がいきなり歌いだしてビクッとさせられた話 雑記

こんにちは。青田犬です。

今日は何の得にもならないような日常のどうでもいい話になります。

近所の大型スーパーへ行く

先日、近所にある大型スーパーに行く機会がありました。

そのスーパーは1階の大半が食品スーパーで、他の区画にはそれぞれ様々なテナントが入っているという、よくある二階建ての大型スーパーです。

その各区画に入っているお店ですが、気が付くとよく閉店していたりします。

先日もどういう訳か革靴でうっかりレンガを蹴ってしまって、いやなキズが付いたので、このスーパーに入っている靴の修理屋さんに持ち込もうと思って来たところ見事にお店がなくなっていました。

ついこの間まで存在していたというのに。

閉店してもしばらくすると、また新しいお店が入ったりするのですが、そのお店もさらにしばらくするとなくなったりしています。

なんだか意外に動きが激しくて、次から次に店が発生しては消えていくさまは、昔やったシムシティを連想させます。

閉店後にできる憩いの場コーナー

テナントが閉店した後、空いた区画に次のお店が入らないパターンもあり、その場合どうなるかと言えば、ベンチや有料のマッサージチェアが置かれたりして、単なる市民の憩いの場になったりします。

特に理由もなく、おじいさんやおばあさんがただ座ったりしているだけで、何の売り上げも発生していないように見えます。

有料のマッサージチェアがあるとはいえ、ほとんど使っている人を見かけませんし、場所代をペイできているとはとても思えません。

こんな調子で大丈夫なのかこのスーパー、と他人事ながら心配になってしまうレベルです。

大手のチェーン店なのでスーパー自体がすぐに潰れたりはしないとは思いますが、先行きは厳しいように思えます。

牛乳を買いに行ったのに、つい無駄なものを買ってしまう

とはいえ私自身はそのスーパーにそこまで特別な思い入れがある訳でもなく、その日も近くを通りがかった際に、ついでに牛乳を買おうと寄っただけだったのでした。

牛乳を買った後、せっかくだからと二階に上がってぶらぶら見回っていたら、期間限定の格安雑貨コーナーが設けられており、特に必然性もないのにライトニングケーブルやら、伸びる孫の手やらをついつい買ってしまいました。

よく考えるとライトニングケーブルはすでに家にストックが5~6本あるはずなのですが、なにしろ7色に光るライトニングケーブルだったので、これは買わざるを得ないと思ってしまったのです。

憩いの場で休む

牛乳を買いに来ただけなのに、無駄なアイテム購入で散財してしまった私は、このままここにいるとさらにどうでもいいものを買わされてしまうのではないか、という思いにかられ、まずは落ち着こうとテナント閉店後の憩いの場コーナーへと向かったのでした。

憩いの場にはベンチが2つ並べてあり、手前にはおばあさん2体が座っており、奥のベンチには誰も座っていませんでした。

これはちょうどいいと奥のベンチに座り、一息つきます。

憩いの場コーナーは奥がガラス張りになっており、窓の向こうではスーパーへ入店しようとする家族連れが歩いているのが見えました。

日差しは明るく、空は高い。

なんだか平和です。

ふと人の気配を感じて横を向くと、でっぷりした外国人のおっさんがこの憩いの場に向かってくるのが見えました。

外国人のおっさん登場

なぜか牛乳とビールをそれぞれ片手に持っており、ヘッドフォンを付けてフンフンと小さく鼻歌を歌っているようでした。

私が住んでいる地域は、南米系と思われる外国人の方が多く、街中でも結構日本語じゃない言語をしゃべっている人が多いので、特段気になることはありません。

向こうもこちらを気にすることなく、私のいるベンチの隣に座りました。

そうしておもむろにビールを開けて飲み始めました。

音楽に合わせてなのか頭をふるふると小刻みに動かしており、昔流行った音に反応して動くおもちゃを連想させられます。

あるいはアル中でしょう。

しかしどのような有様であれ、そんなものは人の自由なので、特に気にせず再び窓の外に目を向けました。

思い切り歌いだすおっさん

そうすると聴いていた曲がサビに来たのか、おっさんがいきなり歌いだしました。

外国の歌だったので、何の曲かも何を歌っているかもさっぱりわかりませんでしたが、とりあえずビクッとさせられました。

隣のベンチに座っているおばあさん2体も驚いてこちらを見ています。

おっさんは周りの目を気にせず、しばらくサビを歌うとまた鼻歌モードに移行しました。

自由すぎやしないかこのおっさん、と私は思いましたが同じ牛乳仲間だし、まあいいかと思いました。

しかし、おっさんの鼻歌から一定の周期性を感じ取った私は、もう少ししたら再びサビの部分が来るのではないか、という予感をキャッチしたのです。

そして店外へ

私はスッと音もなく立ち上がると、牛乳の入ったビニール袋片手に憩いの場をゆっくりと去ることにしました。

少しして遠くからおっさんのサビを熱唱する声が聞こえてきたので、自分の判断は正しかったのだと思いました。

残ったおばあさん2体はまた驚いているのだろうか。

そして、あれを日本人のおっさんがやってたら完全にひんしゅくを買うのに、外国人ならなんとなく許されるのはどういう訳だろうか。

そんなことを考えながら店を後にしたのでした。

おわり。