サイゼリヤでイカ墨スパゲッティを食べた話と、隣の席の父子が微笑ましかった話

サイゼリヤでイカ墨スパゲッティを食べた話と、隣の席の父子が微笑ましかったという話 グルメレビュー

久しぶりにサイゼリヤでご飯を食べたので記事にします。

サイゼリヤは近所に店舗がなくて、あまり行く機会がないのですが、大好きなのでチャンスがあれば行くようにしています。

今日は、午前11時半くらいに入店したのですが、店内はすでにいっぱいになりつつありました。

店内にはイタリア風(?)のゆったりとした歌が流れており、BGMひとつでのどかな雰囲気が演出されています。

一人で来たことを店員さんに伝えると、ちょうど空いていた角の席に案内され、席に着きます。

サイゼリヤ店内

1年ぶりくらいに来たのですが、メニューを見ると、見覚えのない料理がいくつか増えているようです。

イタリア直輸入のメニュー

「イタリア直輸入」というページもあり、フレッシュチーズとトマトのサラダ、プロシュート、熟成ミラノサラミ等、そんなどう考えてもおいしいだろうという料理が並んでいます。

少し考えてから、白菜のミックスピクルス、イカの墨入りスパゲッティ、フレッシュチーズとトマトのサラダを注文することにしました。

ミックスピクルス
白菜のミックスピクルス。

フレッシュチーズとトマトのサラダ
フレッシュチーズとトマトのサラダ。

イカの墨入りスパゲッティ
イカの墨入りスパゲッティ。

見上げると、天井ではファンがまわっています。
あれは換気扇なのでしょうか。

天井

映画などで、首に巻き付いた紐が絡まって、引っ張られ、そのまま首つり状態のままぐるぐる回っているシーンを思い出します。

隣の席には、後からやってきた親子連れと思わしき、お父さんと幼い男の子の二人が座っています。

メニューを見ながら、「これとこれも!」「いや絶対そんなに食べられないだろ」「絶対たべる」「いや前もそんなこと言って残しただろ」みたいなやりとりをしています。

ようやく注文が決まったのか、お父さんが呼び出しボタンを押そうとしたのを「ぼくが押す!」と手を伸ばして「一回でいいからね、一回だけでいいからね」とお父さんに言われるのも聞かず、男の子は呼び出しボタンを何度も押すのでした。

呼び出しボタン

「いや、一回だけでいいから、一回だけでいいっていったでしょ」

お父さんが言うと男の子はボタンから手を離しましたが、しばらくしても店員さんがやってこないのを見るとまた押そうとします。

「いや、店員さん忙しいだけでもうすぐ来るから、もう押さなくていいから」とお父さんは言いますが、きゃっきゃっとうれしそうに何度も呼び出しボタンを押してしまうのでした。
(1回ボタンを押して電光板が点灯すると、その後はボタンを連打してもピンポンは鳴らない仕様のようで、何度もピンポンが店内に鳴り響くことはなかったです)

そんな様子を見て微笑ましいことだと思い、店内のゆったりとしたBGMも相まって、この世の平和について思いを巡らせていると、店員さんが料理を持ってきました。

まず「白菜のミックスピクルス」、そして「フレッシュチーズとトマトのサラダ」です。

ピクルス
チーズとトマトのサラダ

まずはピクルスからいただきます。

そんなに酸味のきつくないピクルスです。

私はピクルスがわりと好きで、特にマクドナルドのハンバーガーに挟まっているようなピクルスが大好きなのです。

ハンバーグなしで、ピクルスだけ挟んであるピクルスバーガーとかそのうち発売されないものかと、密かに心待ちしている程度にピクルス大好きなのですが、ここのピクルスはまあまあでした。

続いて、フレッシュチーズとトマトのサラダをいただきます。

フォークでトマトを刺して、そのままチーズも刺して、まとめて口に入れます。

フォークで刺したチーズとトマト

トマトとチーズとオリーブオイルという、あまり味を主張しない三者が、バランスよくまとまっています。

ジョジョの4部で億安がめちゃくちゃ美味しそうに食べていましたが、この料理だとどんな高級品を使っても、スタンドなしであんな風になるのは難しいだろなと思いました。

隣の席では、お父さんがドリンクバーコーナーにある自由に使えるオリーブオイルを持ってきて、ピザにかけているのを男の子が目を丸くしてじっと見ています。

「ねえねえ、なんでピザにワインかけてるの?」「いやこれオイルだから」「でもその瓶、ワインでしょ」「いやオイルだから」そんなやりとりをぼんやり眺めているうちに、イカ墨スパゲッティが届きました。

イカ墨スパゲッティ1

パスタWサイズ

以前食べたときに量に少し物足りなさを覚えたことがあったので、「パスタWダブルサイズ」というのにしたのですが、思いのほか量が多くなってしまったようです。

ひさびさに食べましたが味はやはりおいしいです。

イカ墨スパゲッティ2

本場のイカ墨スパゲッティというのを食べたことがないので、何がどの程度どうなのかといった細かい評価はできませんが、おいしいのは確かでした。

しかしながら、量が多くて、半分食べたところでもうおなかがふくれてしまいました。

イカ墨スパゲッティに卵投入

別途頼んでいたオプションの半熟卵を投入して、味を変えながらなんとかすべて食べきります。
(基本的に残すという選択肢はありません)

隣の席では、ピザを食べ終わってデザート待ちの男の子が、お父さんに、よくわからない何かのゲームで勝利を得ることの難しさについて、一生懸命に説明しています。

ゲームでもスポーツでも資本主義社会でも、何もなしに勝つことは非常に難しい。

男の子はこの世界で生きていくことにおける、重要な、ひとつの真実にせまっていると思いました。

「××をやらないと〇〇が足りなくて勝てないから。△△って、めっちゃ使いづらいんだよ」「へーそうなんだ-」

しかし、明らかにお父さんは話を理解しておらず、あまり話を深く聞く気もないようで、生返事を繰り返しています。

ずっと隣で聞いていると、お父さんの言っている話は男の子にちゃんと伝わっていないし、逆もまた同様のようです。

同じ家で暮らす父と子でも、こうもコミュニケーション不全が発生するものなのか、あるいは、どのような近い間柄でも口語のコミュニケーションではこのようなことが起こりうるのか。

もしくは気の置けない関係だからこそ、お互い相手にうまく伝えようとする必要がないだけなのか。

お父さんがトイレに立ち、一人退屈そうにストローをガジガジ噛んでいる男の子を見ながらそんなことを考えました。

コーヒーを飲みにドリンクバーコーナーへ行き、店内を眺めるとすっかり満席になっています。

見れば親子連ればかりで、おっさん一人でサイゼリヤランチを楽しんでいるのはどうも私だけのようです。

食事を終え、ぽちぽちポメラで記事を作成していた私は、なんだか悪いことをしている気分になり、そそくさと会計を済ませて店を出ることにしたのでした。
(席が空くのを待っている客はいないようでしたが)

席に座って作成した文章をまとめながら、ふと隣を見ると、男の子はテーブルの上に両手を置いて、なにやら指を動かしています。

ちらちらこちらを見ているようだったので、一体何だろうと思いましたが、どうも私がポメラで文字を打っているのを真似しているようでした。

私は思わず微笑むと、しかしこれでは気になって作業にならないなと思い、やはり店を出ることにしたのでした。

おわり。

おまけ情報1

ちなみに財布の中にあった金券(ジェフグルメカード)を使おうかと思ったのですが、サイゼリヤでの支払いは、現金のみとなり、それ以外の金券、クレジットカード、電子マネーといったものはすべてNGのようです。

おまけ情報2

また、2019年3月14日より全店舗禁煙になるのに先だって、この店では店内が完全禁煙になっているようでした。

私はたばこを吸わないので、まったくもって願ったり叶ったりなのですが、愛煙家の人たちはこうして今後もますます肩身の狭い思いをしていくことになるのだろうなと、思いました。

以上、サイゼリヤでイカ墨スパゲッティを食べた話と、隣の父子が微笑ましかったという話でした。

お読みいただきありがとうございました。